樹木葬も自然環境にやさしい葬法として注目を浴びるようになりました。大規模な霊園や墓地の開発は、宅地開発と同じように山を切り開いたり、コンクリートで固めてしまいますから、自然破壊につながってしまいます。一方、樹木葬は、自然を保護しながら、自然と共生し、自然の中で御霊を鎮めることが何よりも尊重されており、間伐された野山に埋葬すると同時に樹木が植えられ、やがては里山となり、その里山が墓地として永遠に保全されていくわけです。
樹木葬では、石の墓碑の代わりにシンボルツリーの木が植えられその周りに遺骨を納めていきます。世界的に、お墓に石を設置してお参りの対象とすることが一般的ですが、やはり石が耐久性と永続性がある素材であることが理由として挙げられます。しかしながら、樹木の場合には、石材と同じような永続性を期待することはできません。実際に、木が枯れる可能性もありますし、植え替えということも十分に考えられるでしょう。