樹木葬は環境が重要で、天徳寺は地元の行政が協力的で、関東で初めて樹木葬を墓地として認可されたところであること、地元住民が理解していること、寺の財政と将来計画がしっかりしていて、樹木葬のこれからの管理費用として、すでに一億円が積み立てられていることなど条件が揃っていたそうです。また、契約した人には、年一回の運営報告会が通知され、財務状況を報告したり、希望や意見を聞く場が持たれていますから、資金が他の事に流用される心配はないということです。
高平寺型は、お参りがしやすい整備された墓地の中に樹木葬の区画が設けられています。各家族がそれぞれの区画を持つことができ、それぞれが好きな花や木を植えることができるようになっています。一般的な石のお墓と、石の代わりに花木を植えた墓標が仲良くならんでいる形態になっているということです。樹木葬のメリットは、墓石の費用がかからないことです。永代使用料も含めた墓石の費用は、安いものでも100万円近くはかかってしまいます。
樹木葬では墓石の代わりに花木を植えますから、墓石の費用が要りません。民間の樹木葬墓地ですと、三十三回忌などを節目に次の遺骨を重複埋葬する場合があると約款にあるそうです。しかし、都営霊園としては、他人の遺骨と混ざるかもしれないことに理解が得られるか疑問が残ります。公営で唯一の樹木葬とされる横浜市の霊園メモリアルグリーンでは、重複埋葬はしない代わりに一柱ずつ骨壷に入れるという方式で、都が追求する土に返るという理念には当てはまらないということです。
樹木葬の埋葬方法は墓地によって違いがありますが、割り当てられた区画に穴を掘ってその中に直接土に埋葬するものです。遺骨を骨壷に入れたまま埋葬することができる墓地もあります。樹木は、埋葬する遺骨ごと、もしくは家族ごとに植樹する場合と、既に植えられた樹木の周辺に埋葬する場合があります。個人の樹木として、識別するためにネームプレートなどを設ける場合もあります。