樹木は生き物ですから、枯れる可能性もあります。自然現象で枯れてしまった場合でも、枯れた墓標を目の当たりにして、施主やお参りにきた人はどのように感じるのでしょうか。また、墓地使用者が増えますと、たくさんの花木の管理は実際に難しいものでしょう。
花木は成長しますから、やがて樹木と樹木が拮抗して、傷ついたり、日当たりが悪くなったりで聖地としての景観が損なわれる恐れもあることでしょう。樹木葬は、1999年に岩手県一関市の臨済宗大慈山祥雲寺で墓地として栗駒山山麓につくられたのが、日本では最初とされています。現在は、樹木葬を行っている墓地も増えてきたそうです。自然に還るという考え方で、好きな樹木の下で眠りたいと考える人も多くなっているようです。なお、樹木葬は墓地と認可されているところでしか行なえませんから、散骨とは違うものです。