日本の樹木葬では、樹木に故人の名を記すということは一切ありませんし、遺骨を埋めた墓域を示すための標識も目立たない木片だけで、故人の固有名は消される傾向にあるようです。一方、韓国では、故人の固有名こそが重んじられ前面に出ていて、樹木は墓石の代用、肝心なのはそこに銅版で彫り刻まれた墓碑名のようです。樹木葬を希望している人たちを対象にしたアンケート調査によりますと、樹木葬を申し込んだ理由(複数回答)では、「自然に還ることができる」(77%)が最も多く、次いで「継承者がいなくてもいい」(44%)ということでした。
また、40%が子どもに墓の継承の負担をかけたくないと考えているようです。埋葬地となる里山や自然の整備ということが樹木葬の目的の一つとして挙げられていますが、墓地として認可された自然のままの山や森の中にわけ入って埋葬し、その上に植樹する形態で比較的、地方で行われているようです。郊外型の樹木葬は、一本の大木を共同の墓標に見立てて、その木の周囲を小さな区画に分けて、そこにそれぞれを埋葬するというものです。郊外の霊園内の一画に設けられていることが多いようです。