樹木葬とは、墓石ではなく墓碑として樹木を指定した葬儀の方法です。ペットなどの動物葬によく見られるものですが、航空機事故などで遺体が散乱した場合にもこの方法が取られています。以前は、墓石を用意できない者が墓碑を立てる代わりとして木を植えるということが多かったようです。基本的に樹齢数百年から数千年の樹が樹木葬に使用されていたということです。
一般に、樹木葬は葬墓のそばに植樹することを言いますが、広義の意味になりますと、森林の中に葬墓を作ることも樹木葬になり、植樹は自由となっています。樹木葬は、墓地として認められた山林墓地にお骨を埋葬するものですから、お骨を2mm以下に粉砕する必要はありません。土地が十分ある地方のお寺では、こういった樹木葬墓形式が今後ますます普及すると言われています。墓地造成による自然破壊を招くこともありませんし、まさに自然と共生しながら、静寂な緑の中で永眠できることでしょう。
自然葬の樹木葬は、簡単に言いますと、自然の山や丘に植樹して、その樹木を墓標として散骨や埋葬を行う葬儀のことです。しかしんがら、国内では「墓地、埋葬等に関する法律」という法律に従って埋葬しなければいけませんから、自分の好きなところ、あるいは自宅の庭などで自由に行うことはできません。まだまだそれほど多くはありませんが、都市部から離れた広大な敷地を所有している寺院が行っている場合が多いようです。また、都市近郊で、公園の形式で運営しているものもあるようです。
樹木葬が注目されていますが、自宅の庭に納骨できるのではと思っている方もいるようです。お墓に関する法律には、墓地・埋葬等に関する法律があります。これによりますと、埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行ってはならないと規定されています。つまり、自宅の庭は墓地とは認められませんから、樹木葬はできないということです。樹木葬は墓地も墓石も不要ですから、葬墓価格は、従来の墓石墓地の10分の1以下に収まるそうです。